GA4の問い合わせ数は正しい?
二重計測の原因と確認方法を初心者向けに解説

GA4の問い合わせ数と実際の件数が違うのはなぜ?二重計測の原因、DebugViewやGTMでの確認方法、修正時の注意点を分かりやすく紹介します。

「GA4では問い合わせが10件あるのに、実際に届いたメールは5件しかない。」

「フォームを1回送信しただけなのに、GA4では2回計測されている気がする。」

「GA4の数字を見ているけれど、本当に正しいのか分からない。」

このような疑問を感じたことはありませんか?

GA4はホームページへのアクセスやユーザーの行動を確認できる分析ツールです。しかし、GA4の問い合わせ数と実際に受け付けた件数が必ず一致するわけではありません。

この記事では、GA4の問い合わせ数が合わない原因、二重計測の仕組み、初心者でもできる確認方法を分かりやすく解説します。

この記事の目次

  1. GA4の問い合わせ数とは?
  2. GA4の二重計測とは?
  3. GA4で二重計測が起こる主な5つの原因
  4. 方法1 実際の問い合わせ件数と比較する
  5. 方法2 GA4のDebugViewで確認する
  6. 方法3 Googleタグマネージャーで確認する
  7. GA4のキーイベントのカウント方法も確認する
  8. GA4の二重計測が見つかった場合の対処方法
  9. GA4の問い合わせ計測で注意したい3つのポイント
  10. GA4の問い合わせ計測を確認するチェックリスト
  11. GA4の問い合わせ計測についてよくある質問
  12. GA4の数値を正しく把握することがホームページ改善の第一歩
  13. まとめ

GA4の問い合わせ数とは?

GA4の問い合わせ数は、ホームページ上で設定された「イベント」をもとに確認する数値です。イベントとは、ページ閲覧、ボタンクリック、フォーム送信などのユーザー行動を記録する仕組みです。

ただし、お問い合わせボタンのクリックと問い合わせの完了は同じではありません。まずは、何を問い合わせ完了として計測しているか確認しましょう。

イベント数とキーイベント数の違い

項目 意味
イベント数 指定したイベントが発生した回数
キーイベント数 重要な行動として指定したイベントを設定された方法で数えた回数
実際の問い合わせ件数 メールや管理システムなどで受け付けた件数

GA4ではキーイベントを「イベントごとに1回」または「セッションごとに1回」で数える設定があります。そのため、イベント数・キーイベント数・実際の受付件数を区別することが重要です。

GA4の二重計測とは?

二重計測とは、本来1回として記録したい行動が、計測設定などの影響で複数回記録される状態です。

二重計測が起こると、実際より問い合わせが多いように見える可能性があります。ただし、GA4と実際の件数が違うだけで二重計測と断定することはできません。

GA4で二重計測が起こる主な5つの原因

原因1 同じイベントを複数の方法で計測している

ホームページに直接設置した計測コード、Googleタグマネージャー(GTM)、WordPressのプラグインなどから、同じ操作に対するイベントを重複して送信している可能性があります。ただし、複数の仕組みが存在するだけで必ず重複するわけではありません。

原因2 お問い合わせ完了ページが複数回表示されている

完了ページの表示を問い合わせ完了として計測している場合、再読み込みや再訪問でイベントが再度発生することがあります。ページの表示条件と計測条件を確認しましょう。

原因3 送信ボタンのクリックを完了として計測している

入力エラーや通信エラーで送信できていなくても、クリックだけでイベントが発生する場合があります。送信成功を確認できる条件で計測することが重要です。

原因4 GTMのタグ・トリガーが重複している

トリガーとはタグを実行する条件です。問い合わせ完了時に複数のタグが実行される設定や、同じタグが繰り返し実行される条件がないか確認します。

原因5 自動計測と独自の計測が重なっている

GA4の拡張計測機能によるフォーム関連イベントと、独自に設定したイベントで同じ行動を数えている場合があります。イベント名が異なることもあるため、集計方法を確認しましょう。

方法1 実際の問い合わせ件数と比較する

最初に、GA4の問い合わせ完了イベント数と、実際に受け付けた問い合わせ件数を比較します。

確認項目 件数(例)
GA4の問い合わせ完了イベント数 12回
実際に受け付けた問い合わせ 7件
差 5

※説明用の仮の数値であり、W-designの実績ではありません。

数値に差があっても、それだけで二重計測とは判断できません。次の条件を確認しましょう。

  • 同じ日付・期間で比較しているか
  • GA4のタイムゾーンは適切か
  • 何を問い合わせ完了として数えているか
  • テスト送信が含まれていないか
  • イベント数とキーイベント数を混同していないか

GA4のデータには反映の遅れが生じる場合もあります。比較条件をそろえて確認しましょう。

方法2 GA4のDebugViewで確認する

DebugViewは、デバッグモードを有効にした端末から送信されたイベントを時系列で確認できる機能です。フォームを1回送信したとき、問い合わせ完了イベントが何回発生するか確認できます。

DebugViewで確認する手順

  1. GA4で対象のプロパティを開く
  2. Google Tag Assistantなどでデバッグモードを有効にする
  3. GA4の管理画面からDebugViewを開く
  4. 対象のデバッグ端末を選択する
  5. フォームをテスト送信する
  6. 問い合わせ完了イベントの発生回数を確認する

例えば、問い合わせ完了イベントが generate_lead の場合、1回の送信操作で2回表示されれば重複送信の可能性を調べます。ただし、イベント名が複数回表示された事実だけで設定ミスとは断定できません。

テスト送信時の注意点

通常の問い合わせと区別できるよう、社内で確認のうえ「計測テスト」などの件名を使用し、日時や操作内容を記録しておきましょう。

方法3 Googleタグマネージャーで確認する

Googleタグマネージャー(GTM)を利用している場合は、プレビューモードでタグの動作を確認します。

GTMで確認する手順

  1. Googleタグマネージャーにログインする
  2. 対象のコンテナを開く
  3. 「プレビュー」をクリックする
  4. ホームページのURLを入力する
  5. お問い合わせフォームをテスト送信する
  6. Tag Assistantで実行されたタグを確認する
  7. 問い合わせ完了イベントのタグが重複していないか調べる
  • 同じイベントを送信するタグが複数ないか
  • 完了前にもタグが実行されていないか
  • トリガーの条件が広すぎないか
  • フォーム送信とボタンクリックの両方を完了として数えていないか

GTMのタグが1回でも、サイト側の別の仕組みからイベントが送信されている可能性があります。DebugViewと組み合わせて確認しましょう。

GA4のキーイベントのカウント方法も確認する

キーイベントの数え方には、次の2種類があります。

カウント方法 内容
イベントごとに1回 イベントが発生するたびに数える
セッションごとに1回 同じセッション内では1回だけ数える

カウント方法を変更すれば二重計測は解決する?

必ずしも解決しません。セッションごとに1回へ変更するとキーイベント数の見かけ上の重複が抑えられることがありますが、イベントの重複送信そのものは解消しません。

また、同じセッション内で正しく2件の問い合わせが送信されても、キーイベント数が1回になる場合があります。カウント方法だけを変えず、イベントが重複する原因を確認しましょう。

GA4の二重計測が見つかった場合の対処方法

対処1 重複しているイベントを確認する

問い合わせ完了イベント名を確認し、DebugViewやTag Assistantで発生する操作と回数を調べます。

対処2 イベントの送信元を確認する

直接設置したコード、GTM、WordPressのプラグイン、フォームの送信処理など、どこからイベントが送られているか整理します。

対処3 問い合わせ完了の条件を見直す

送信ボタンのクリックだけで計測している場合は、フォームの仕様に応じて送信成功を確認できる条件への変更を検討します。

対処4 修正後に再度テストする

  • 正常に送信した場合
  • 必須項目が未入力の場合
  • 入力エラーが発生した場合
  • 完了ページを再読み込みした場合

原因を確認せずにタグを削除すると、必要な計測まで停止する可能性があります。修正前後の結果を記録しましょう。

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GA4の問い合わせ計測で注意したい3つのポイント

1. GA4と実際の問い合わせ件数は必ず一致するわけではない

計測への同意状況、ブラウザの制限、通信状況、計測対象の違いなどで数値に差が生じることがあります。

2. ボタンのクリック数と問い合わせ完了数は違う

クリック後に入力をやめたり、エラーで送信できなかったりする場合があります。何を成果として数えているか明確にしましょう。

3. 数値が増えたからといって改善の成果とは限らない

タグやイベントの設定変更前後は、数値を単純比較できないことがあります。設定変更の日時と内容を記録しておきましょう。

GA4の問い合わせ計測を確認するチェックリスト

  • 問い合わせ完了として計測しているイベント名が分かる
  • イベント数とキーイベント数の違いを理解している
  • キーイベントのカウント方法を確認している
  • GA4と実際の問い合わせ件数を比較している
  • DebugViewでテスト送信時のイベントを確認している
  • GTMやサイト側の計測設定を把握している
  • 送信失敗時に問い合わせ完了として計測されないか確認している
  • 完了ページの再読み込みによる重複を確認している

確認できない項目があっても、すぐに設定に問題があるとは限りません。まずは現在の計測方法と管理担当者を把握しましょう。

GA4の問い合わせ計測についてよくある質問

Q. GA4の問い合わせ数が実際より多い場合は二重計測ですか?

必ずしもそうとは限りません。送信未完了の操作や、計測対象の違いが原因の場合もあります。

Q. GA4の問い合わせ数が0件なら、本当に問い合わせはありませんか?

0件でも実際の問い合わせがなかったとは限りません。計測設定やブラウザの制限などを確認しましょう。

Q. GA4の二重計測は初心者でも確認できますか?

DebugViewやGTMのプレビューで基本的な確認はできます。ただし、修正には専門知識が必要になる場合があります。

Q. GTMを使っていなければ二重計測は起こりませんか?

直接設置した計測コードやWordPressプラグインなどが原因になる場合もあります。

Q. キーイベントを「セッションごとに1回」にすれば解決しますか?

イベントの重複送信自体は解消しません。根本原因を確認しましょう。

Q. 過去の二重計測データは修正できますか?

設定を修正しても、過去の集計値が自動的に正しい件数へ置き換わるわけではありません。問題のあった期間を記録しておきましょう。

GA4の数値を正しく把握することがホームページ改善の第一歩

GA4はホームページの成果を確認する便利なツールですが、計測設定に問題があると正しい判断が難しくなります。

  • 問い合わせが増えたと思っていたが、イベントが重複していた
  • 計測設定の修正によって数値が変わった
  • これまでの改善効果を見直す必要が生じた

こうした事態を避けるには、アクセス数や問い合わせ数を見るだけでなく、その数字が何を表しているかを理解することが重要です。

W-designでは、Webサイトの運用・アクセス解析・改善に関するご相談を受け付けています。GA4の数値に不安がある場合は、現在の計測状況を整理することから始めましょう。

まとめ

GA4の問い合わせ数は、設定されたイベントをもとに計測されるため、実際の問い合わせ件数と必ず一致するわけではありません。

  • 何を問い合わせ完了として計測しているか確認する
  • GA4と実際の問い合わせ件数を比較する
  • DebugViewでイベントの発生状況を確認する
  • GTMなどの設定を確認する
  • 重複が見つかった場合は原因を調べて修正する

数値が違うからといって、すぐに設定を変更するのではなく、原因を確認してから対応しましょう。

正しい計測を行い、その数字をもとに改善を積み重ねることが、ホームページを成果につなげる第一歩です。

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