「WordPressでホームページを作ったけれど、公開後は何もしなくていいの?」
「更新してくださいという通知が出ているけれど、操作しても大丈夫?」
「制作会社から保守契約を勧められたけれど、本当に必要なの?」
WordPressは、専門知識がなくても記事やページを更新できる便利な仕組みです。しかし、公開後もシステムの更新やバックアップ、セキュリティ対策などの管理が必要です。
この記事では、WordPress保守の意味、必要性、作業内容、費用、自社で管理する場合と外注する場合の違いを初心者にも分かりやすく解説します。
この記事の目次
- WordPress保守とは?
- WordPress保守とホームページ運用の違い
- WordPress保守で行う7つの主な作業
- WordPressを保守せず放置する4つのリスク
- WordPress保守は自分でもできる?
- WordPress保守を自社で行う場合と外注する場合の違い
- WordPress保守の費用はどのくらい?
- WordPress保守を外注する場合の5つの確認ポイント
- WordPress保守はどのくらいの頻度で行うべき?
- WordPressの保守状況を確認するチェックリスト
- WordPress保守についてよくある質問
- WordPress保守だけでなく、継続的なホームページ運用も大切
- まとめ
WordPress保守とは?
WordPress保守とは、WordPressで制作したホームページを安全かつ安定して使い続けるために行う管理作業のことです。
- WordPress本体の更新
- プラグイン・テーマの更新
- バックアップの取得と復元確認
- セキュリティ対策
- 動作確認
- サーバーやPHPなどの動作環境の確認
パソコンやスマートフォンと同じように、WordPressにもソフトウェアの更新が必要です。ホームページが正常に表示されていても、内部のシステムが古くなっている場合があります。
WordPress保守は、トラブルが発生してから対応するだけでなく、問題を予防し、発生時に対応できる状態を整えるための作業です。
WordPress保守とホームページ運用の違い
WordPress保守とホームページ運用は、目的が異なります。
| 項目 | WordPress保守 | ホームページ運用 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 安全性と安定性の維持 | 情報発信や成果の改善 |
| 主な作業 | 更新・バックアップ・不具合確認 | 記事追加・情報修正・アクセス解析 |
| 重視すること | トラブルの予防と対応 | 集客・問い合わせ・使いやすさ |
例えば、プラグインの更新は保守、サービス紹介ページの改善は運用・改善に該当します。保守契約に記事の追加やSEO対策まで含まれるとは限らないため、作業範囲の確認が必要です。
WordPress保守で行う7つの主な作業
1. WordPress本体の更新
WordPress本体には、機能改善、不具合修正、セキュリティ対策などの更新が提供されます。古いバージョンのままでは修正済みの問題が残ることがあります。更新前にバックアップを取得し、更新後に表示や機能を確認しましょう。
2. プラグインの更新・管理
プラグインは、お問い合わせフォームやSEO設定などの機能を追加する仕組みです。更新情報や互換性を確認し、不要なプラグインは必要性を判断して削除を検討します。
3. テーマの更新・管理
テーマはデザインや表示方法を管理します。テーマのファイルを直接編集している場合は、更新によって変更内容が失われることがあるため、制作方法やカスタマイズ状況を確認しましょう。
4. バックアップの取得と復元確認
バックアップはトラブル発生時にデータを復旧するための備えです。記事や設定を保存するデータベースと、画像・テーマ・プラグインなどのファイルを適切に保存します。
ポイント
バックアップがあることと、確実に復元できることは同じではありません。保存先・取得日時・復元方法も確認しましょう。
5. セキュリティ対策
- 本体・テーマ・プラグインを適切に更新する
- 推測されにくいパスワードを使用する
- 管理者アカウントの権限を適切に設定する
- 不要なユーザーアカウントを削除する
- 必要に応じて多要素認証を導入する
- 不審な変更がないか確認する
対策を行ってもすべての攻撃を完全に防げるわけではありません。問題の可能性を減らし、異常を早期に発見する体制が重要です。
6. ホームページの動作確認
- トップページや主要ページが表示されるか
- スマートフォンでレイアウトが崩れていないか
- お問い合わせフォームから送信できるか
- ボタンやリンクが正常に動作するか
特にお問い合わせフォームの不具合は、見込み客からの連絡を受け取れない原因になり得ます。見た目だけでなく利用者の操作まで確認しましょう。
7. サーバー・PHPなどの動作環境の確認
WordPressはサーバー上でPHPというプログラミング言語を利用して動作します。PHPの更新はテーマやプラグインの互換性に影響することがあるため、サーバー会社の情報を確認し、必要に応じて専門家へ相談しましょう。
WordPressを保守せず放置する4つのリスク
保守を行わなかったからといって、必ずトラブルが発生するわけではありません。しかし、問題を見逃したり、発生時の対応が難しくなったりする場合があります。
1. セキュリティ上の問題を放置してしまう
本体やプラグインの脆弱性が更新によって修正されることがあります。古いバージョンを使い続けると、修正されていない問題が残る可能性があります。
2. ホームページに不具合が発生する
テーマやプラグインの組み合わせなどによって、レイアウトの崩れ、画像の表示不良、管理画面の不具合などが発生することがあります。
3. お問い合わせの機会を逃す可能性がある
フォームが正常に動作していないと、訪問者が問い合わせを送信できない可能性があります。サイトの表示だけでなく送信テストも重要です。
4. トラブル発生時に復旧が難しくなる
バックアップがない場合や管理担当者が不明な場合、以前の状態に戻せなかったり、復旧までに時間がかかったりする可能性があります。
WordPress保守は自分でもできる?
WordPressの保守は、必ずしもすべてを専門業者に依頼する必要はありません。操作方法や影響を理解し、自社で対応できる範囲を判断しましょう。
自社で対応しやすい作業
- 更新通知や更新状況の確認
- バックアップの取得状況の確認
- お問い合わせフォームの送信テスト
- ホームページの表示確認
- 管理者アカウントの確認
専門家への相談を検討したい作業
- 更新後の不具合の原因調査
- 不正アクセスが疑われる場合の調査
- バックアップからの復元
- PHPのバージョン変更
- テーマ・プラグインの互換性確認
- 独自カスタマイズ部分の修正
更新ボタンを押せるかどうかだけでなく、問題が起きたときに誰が対応するのかを決めておくことが重要です。
WordPress保守を自社で行う場合と外注する場合の違い
| 比較項目 | 自社で保守する | 外部に依頼する |
|---|---|---|
| 費用 | 外注費を抑えられるが作業時間が必要 | 契約内容に応じた費用が発生 |
| 専門知識 | 社内で習得・確保する必要がある | 契約範囲内で専門家に任せられる |
| 更新作業 | 自社で判断・実施する | 契約内容に応じて依頼できる |
| トラブル対応 | 社内で調査・復旧する | 対応範囲内で相談・依頼できる |
| 継続性 | 担当者の業務状況に左右されやすい | 契約条件に沿って管理しやすい |
社内の知識や作業時間、ホームページの重要度に合わせて判断しましょう。どちらを選ぶ場合も、トラブル時の担当者と対応方法を明確にしておくことが大切です。
WordPress保守の費用はどのくらい?
保守費用はサイトの規模や構成、作業内容、対応頻度によって異なります。月額料金だけでなく、何が含まれるかを比較しましょう。
| 項目 | 費用に影響する内容 |
|---|---|
| ホームページの構成 | 独自機能やプラグインの構成 |
| 更新作業 | 更新対象や作業頻度 |
| バックアップ | 取得頻度・保存方法・復元対応 |
| セキュリティ対策 | 監視内容・異常時の対応 |
| 障害対応 | 対応時間・緊急対応の有無 |
| 運用サポート | 文章修正や画像変更などの有無 |
不具合調査、復元、プラグイン追加、デザイン修正、ページ追加などは別料金になる場合があります。見積もりでは基本料金と追加費用の条件を確認してください。
ポイント
契約内容によって金額の幅があるため、根拠を確認できない一律の月額相場は掲載していません。複数の見積もりを作業範囲と合わせて比較しましょう。
WordPress保守を外注する場合の5つの確認ポイント
1. 更新作業の対象と頻度を確認する
本体だけでなくテーマ・プラグインも対象か、更新情報をどの頻度で確認するかを確かめましょう。
2. バックアップと復元対応を確認する
バックアップの取得だけでなく、復元作業の有無、保存期間、保存先も確認しましょう。
3. 更新後の動作確認が含まれているか確認する
お問い合わせフォームなど、重要な機能の確認が含まれているか確かめましょう。
4. トラブル発生時の対応範囲を確認する
障害や不正アクセスが疑われる場合の対応範囲、対応時間、追加料金の条件を確認しましょう。
5. ホームページの更新や改善も相談できるか確認する
記事の追加、文章・画像の修正、SEO対策、アクセス解析、問い合わせ導線の改善は、保守とは別の作業になることがあります。依頼したい内容が契約に含まれるか確認しましょう。
ホームページの管理や運用でお悩みの方へ
保守だけでなく、
更新・改善の相談先も考えてみませんか?
W-designでは、Webサイトの運用・更新・改善に関するご相談を受け付けています。具体的な対応範囲はお問い合わせ時にご確認ください。
無料で相談する→WordPress保守はどのくらいの頻度で行うべき?
すべてのホームページに共通する一律の実施頻度はありません。サイトの構成や重要度に応じて管理方法を決めましょう。
| 確認タイミングの例 | 主な確認内容 |
|---|---|
| 日常的・自動監視 | サイトの稼働状況・異常通知 |
| 更新情報が公開されたとき | 更新内容・セキュリティ上の問題 |
| 定期点検時 | バックアップ・更新状況・アカウント管理 |
| 更新作業の前後 | バックアップ・表示・フォームの動作 |
| サーバー環境の変更時 | PHPやプラグインなどの互換性 |
セキュリティ上の重要な問題が見つかった場合は、次の定期点検を待たずに対応の必要性を判断しましょう。
WordPress管理画面の「ツール」にある「サイトヘルス」は、動作環境や改善項目を把握する助けになります。ただし、すべての問題を発見できるわけではありません。
WordPressの保守状況を確認するチェックリスト
- WordPress本体の更新状況を把握している
- テーマやプラグインの更新状況を確認している
- バックアップの取得日時と保存先を把握している
- バックアップから復元する方法を確認している
- お問い合わせフォームの送信テストを行っている
- 管理者アカウントや権限を確認している
- サーバーやPHPの管理担当者を把握している
- トラブル発生時の相談先が決まっている
確認できない項目があっても、すぐに問題があるとは限りません。制作会社との契約書や作業報告書、サーバー契約情報などを確認し、現在の管理体制を整理しましょう。
WordPress保守についてよくある質問
Q. WordPressの保守は必ず必要ですか?
安全かつ安定して運用するために適切な保守は必要ですが、有料契約が必須というわけではありません。自社で管理する方法もあります。
Q. WordPressを更新しないと、すぐに使えなくなりますか?
直ちに使えなくなるとは限りません。ただし、古いバージョンではセキュリティや互換性の問題が残る可能性があります。
Q. 自動更新を設定していれば保守は不要ですか?
自動更新だけでは十分とはいえません。更新の失敗や更新後の不具合に備え、バックアップと動作確認が必要です。
Q. WordPress保守とサーバー保守は同じですか?
WordPress保守は本体・テーマ・プラグインなどの管理、サーバー保守はサーバー環境の管理が中心です。契約によって範囲が重なる場合もあります。
Q. 制作会社に依頼すれば保守も行ってもらえますか?
制作会社や契約内容によります。制作費用に含まれる場合も、公開後に別契約となる場合もあります。
Q. WordPress保守を外注すると記事の更新もお願いできますか?
契約内容によります。文章修正や画像変更、ページ追加などは別の作業として扱われることがあります。
WordPress保守だけでなく、継続的なホームページ運用も大切
WordPress保守は、安全性や安定性を維持するための作業です。しかし、保守だけでアクセスや問い合わせが増えるとは限りません。
- サービス内容が古いままになっている
- 制作実績や事例が更新されていない
- お問い合わせまでの導線が分かりにくい
- 検索からのアクセス状況を把握していない
- ホームページの改善が後回しになっている
保守体制を整えたうえで、情報の更新や使いやすさの改善にも取り組むことが大切です。社内で対応が難しい場合は、外部のWeb担当者に相談する方法もあります。
まとめ
WordPress保守とは、ホームページを安全かつ安定して使い続けるための管理作業です。
- WordPress本体・テーマ・プラグインの更新
- バックアップの取得と復元確認
- セキュリティ対策
- ホームページの動作確認
- サーバー・PHPなどの動作環境の確認
保守を行わずに放置すると、不具合を見逃したり、トラブル発生時の復旧が難しくなったりする可能性があります。
すべてを外注する必要はありません。自社でできることと専門家に任せることを分け、無理なく継続できる管理体制を整えましょう。
また、保守とホームページ運用・改善は目的が異なります。安全に維持するだけでなく、情報更新や改善を積み重ねることで、営業や集客を支えるツールとして活用しやすくなります。
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